人生はいつも何か一つ足りない
1週間ぶりに溜まったTVの録画番組を視聴
1本目 ねほりんぱほりん
今回のテーマは無戸籍の人から話を聞いてそれを出来るだけ面白おかしく放送していた。控えめに言ってかなり重いテーマなのに悲壮感なく見ることができたのはやっぱり司会の南海キャンディーズ山里のおかげだろうな。
無戸籍の人は保険証もなくて学校にも行けなかったとは想像するだに絶する日々ですね 普通に生きていると考えることすらないことで悩んでいる するすると流れていく時間にひとり取り残されて無力 国破れて山河あり、城春にして草木深し
2本目 小さな旅
田舎の、しかし日本中から信頼を寄せられている造船所の話 社長さんはなんと87歳の後期高齢者でした。10代からオイルまみれで働いて働いて造船所の規模を2倍にしてきたらしい 普段高齢者をよく見るから正直やっぱりかと思った 高齢者は70歳を節目に明らかに2パターンに分かれるという理論を持っているのです パターン1はただただ目的もなく、財産が医療費などで減っていく現実に心も貧しくなっていく不幸パターンで、パターン2は実際にお金に恵まれているかどうかではなく心豊かに生きている人たちだ
これは検証人数1000人以上の考察結果なのでおおよそ自信のある持論なんですが、この造船所の社長さんもパターン2の人ですね それはもう人生バラ色の満腹生活かと思っていたら、首から下げたロケットには若い男性の姿が…後継として勉強に励んでいた息子さんが21歳で事故に遭って亡くなっていた
人生はいつも何か一つ足りない この言葉は私の尊敬している億万長者の言葉で、その人も人生しんどいことなんてないんじゃないかと想像していたらポロッとこんな言葉を残していて、はぇ〜と思ったものです
それでも生きていかなきゃならない それでもお腹は減ってご飯を食べないといけない 生きるってことはいつでも何か一つ足りないって悩みながら、苦しみながらその何かを埋めるために生きていくことなんだな